家出





 ニブル山の空気は相変わらずひんやりとしている。

山頂にある旧魔晄炉は打ち捨てられた姿のまま沈黙を守っていた。宝条の実験に使われていた魔晄エッグや、魔晄炉の深部まで
下りる足場や梯子などは、悪用を防ぐために大分以前にWROが撤去している。

ヴィンセントはその常人には降りることの出来なくなった魔晄炉深部に潜り込んでいた。
老朽化が目立つ内部は新たに人の手が加えられた様子もなく、ライフストリーム取り込み口付近にも異常は見られない。

 元々の放浪癖に加えてかつての「調査課」という仕事の癖が残っているのか、彼は各地に残っている魔晄炉を一人で調べていた。
ライフストリームの流れが変わると、魔晄炉が地上への吹き出し口となって爆発が起こることがある。
それに魔晄はともすると不心得者たちに悪用されかねない。
魔晄使用復活を唱える者も現れ始め、WROは順次施設の閉鎖を行っていたが、まだ手の付けられていない場所は監視が必要だった。



 最深部の魔晄取り込み口でじっと星の動きに耳を傾けていたヴィンセントはおもむろに立ち上がった。
ライフストリームに異常な動きは伺えない。今のところは大丈夫のようだ。
星の動きをおぼろげながら感知できるようになったのは、カオスを身に宿していたからなのか、いまだ体内にあるエンシェントマテリアの
力なのか知るべくもなかった。だが、使える力を利用しない手はない。

彼は暗い迷路のような魔晄炉の中を引き返し、数十メートルに達する縦穴の底から軽々と跳躍して出口に通じる通路に出た。
 ニブル山の魔晄炉は、かつて彼がタークスとして何度も足を運んだ場所だ。そしてクラウドが、ティファが、ここで傷つき運命を変えられた
場所でもある。

いずれにしても長居をしたいところではない。

 魔晄炉の外に出ると夕闇が徐々に濃さを増し霧雨が降り始めていたが、彼にとっては足止めの理由にはならない。
次に向かうのはコレル魔晄炉の予定だ。
だが、電波が届く圏内に出てきた途端に鳴り響いたメールの着信音が彼の苦笑を誘った。
携帯を取り出してみれば「今年もすっぽかしやがったら罰としてケーキをホールで食わせるぞ」というシドからの脅迫文が目に入る。


「…しかたがない」

苦笑と共に小さなため息を吐き出したヴィンセントは、行く先をニブルヘイムからロケット村に変更し山道を下り始めた。



 植物があまり育たず奇怪な形の岩肌が露出しているニブル山は、雨が降ると足元が滑り危険になる。
魔の山として恐れられているため付近の住民は滅多に登ってくることはない。

 だが、いくつかの崖を飛び降りたヴィンセントは視界の端に人の姿を捉えた。
振り返ると、急斜面に槍を突き刺しかろうじて身体を支えている少年がいる。腕の力が尽きれば滑落してしまうだろう。
見ている間にも少年は疲労のために片手を離してしまい、更に不安定な姿勢になっている。
 彼は再び跳躍してずり落ち始めていた少年の身体を抱きとめた。

「大丈夫だ。暴れるな」

飛行系モンスターのズーに襲われたとでも思ったのか必死にもがく少年を落ち着かせると、ヴィンセントはそのまま崖の上へ跳び
平らな地面に彼を降ろしてやった。


「あ…ありがとう…ございます」

雨避けのフードを脱ぐと現れたのはどこかで見たような蜂蜜色の髪。命の恩人を見上げた眼鏡の奥の目がまん丸に見開かれる。

「ヴィンセント?!」
「シドニー、何故こんな所に?」

助けた方も助けられた方も同様に驚いた。
シドニー・ハイウインドはシドの双子の片割れだ。典型的なじゃじゃ馬娘のシーダと対照的におとなしいが粘り強い少年だった。
どちらかというと家の中や工房で設計図や機械をいじっているのが好きで、雨の夜にニブル山で冒険をするようなタイプではない。


「シエラも心配しているだろう」

家まで送ってやるという父の友人の申し出を、いつもは従順なシドニーがきっぱりと断った。

「僕、父さんと喧嘩して家出してきたんです。もう帰りません」
「……」
「助けてくれてありがとう。それじゃ」

父のものらしいスピアをかつぎ、ぺこりと頭を下げて歩き出そうとする少年の肩をヴィンセントはやんわりと抑えた。

「どこへ行くつもりかは知らんが、雨の夜は危険だ」

家出を問い質しも制止もせず、とりあえず一緒に雨宿りするのはどうだという相手の提案を、シドニーはしばらく考えた後素直に受け容れた。
強がっては見たものの寒さと疲れと空腹でへこたれそうになっていた所に、思いも寄らない救いの手が差し伸べられたわけだった。





「15になったら飛空艇乗りになる学校に入れって言われたんです」

 ニブル山にある無数の洞窟のひとつを仮の宿にして、二人は焚き火で暖を取り濡れた服を乾かしていた。
シドニーは非常食として持ってきたチョコレートをかじりながらぽつりぽつりと事情を話し始める。
 ハイウインドの家に生まれた男は全て飛空艇乗りとして育てる。これは偉大な父、シド・ハイウインドの口癖だった。
だが、シドニーは飛空艇に乗って空を翔ることよりもその構造や製造の方に興味を示した。ごく幼いうちから神羅26号やタイニーブロンコの
模型を作ったり設計図を書いたりして、母譲りの才能を見せている。
父の才能を受け継いだのは双子の妹シーダの方で、こっそりタイニーブロンコを飛ばしては見つかって大目玉を食らっていた。


 飛空艇は乗るよりも設計や整備をしたいというシドニーと、何としても空を飛ばせたいシドは真っ向からぶつかり合う。
延々数時間に渡る論争の末に惨敗したシドニーは、1013日の誕生日を目前にして強大な親父に最後の抵抗を試みたのだった。

 ニブル山を越えて今は保養所になっているニブルヘイムに行けばWROの職員と話ができる。そこからリーブ局長に頼んで、WROの整備士
育成学校に入れてもらおうというのが、シドニーの計画である。ロケット村にいるWRO職員はシドに遠慮して頼みを聞いてくれなかったから、
あとはもう村を出るしかない。



ヴィンセントは枯れ枝を焚き火に放り込みながら、黙って少年の話に耳を傾けていた。

「空を飛べなきゃ男じゃないって。そんなのおかしいでしょう?ヴィンセントは乗れる?」
「飛空艇は無理だが小型機の操縦はできる」

 乗れない、という返事を期待していた少年は少し落胆する。
しょげた様子のシドニーを見て、ヴィンセントは他にパイロットがいれば喜んで操縦をゆずるが、と付け加えた。

やれば何でもできるくせに恐ろしくものぐさな父の友人の言葉に、シドニーはくすりと笑う。

 星を救った英雄と呼ばれる父の友人たちの中で、容姿に時間の影響を受けないヴィンセントは不思議な存在だった。
実年齢不詳、魔獣に変身するという一風変わった面もあるが、シーダとシドニーにとっては赤ん坊の頃世話になったベビーシッターでもある。
滅多に逢えないのだが、叔父か年の離れた従兄のような相手だった。


「大人はいいよね。誰にも怒られないし、嫌なことも強制されないし、何でも自分の思い通りにできるでしょ」
「期待を裏切って悪いが、そうでもない」

自分に向けられる憧憬の眼差しに肩をすくめてヴィンセントは応えた。
連絡が取れないと仲間たちから文句を言われるし、あちこちから面倒な頼みごとをされるし、断ると怒られる。
珍しいヴィンセントのぼやきを聞いてシドニーは声を上げて笑った。
話を聞いてもらって安心したせいか、父との喧嘩でささくれ立っていた心がゆっくりと癒されて行くのを感じる。
チョコレートで空腹もいくらかおさまり、焚き火で温まった洞窟内は心地よくて、ついつい大きなあくびが出てしまう。

 ヴィンセントは火の傍に広げておいたマントを少年に示した。

「眠るならこれを使え」
「うん、ありがとう」

眼鏡を外して目をこすりながらシドニーは乾いたマントを取り上げた。
頭からすっぽり被っても裾を引きずってしまうそれにくるまり、ヴィンセントに身を寄せるようにしてごろりと横になる。


キャンプなら何度もしたことはあるが、何の装備もなくこんな野外で眠るのは初めてだ。なるべくなら、頼もしい被保護者のそばにくっついて
いたい。
槍を片手に家出を敢行したものの、シドニーはまだ14歳の少年なのだった。
ヴィンセントのマントは鉄と硝煙のにおいがする。そういえば父さんの上着はタバコ臭かったっけ。
大人になると煙たいにおいのするものを身につけるようになるんだろうか。

 銃弾や剣などで開けられたらしい大小の穴に指先を突っ込んで数を数えているうちに、シドニーの意識は眠りの国に墜落して行った。






 翌朝、うっすらと霧がかかっているものの雨は上がり、日が昇るにつれて視界も良くなってきた。
ヴィンセントはシドニーを送って道を逆戻りし、魔晄炉付近に到達した。かつて神羅が頻繁に使用したため、ニブル山の山道は魔晄炉を境に
ロケット村方面よりもニブルヘイム方面の方が整備されている。


「だがモンスターは時折出没する。スピアを持っているが使えるのか」
「う、うん、多分…」

ヴィンセントの問いにシドニーは自信なさげに応える。
本当はニブルヘイムまで送って欲しいのだが、そんな虫のいいことを言い出す勇気がない。
それより、どうしてこの人は子供の家出を止めないのだろう?


「使いこなすまで苦労するだろうが、それも経験だ」

じゃあな、と片手を上げて去って行こうとするヴィンセントを思わずシドニーは呼び止めた。

「あの、行っちゃっていいの?止めないの?」
「止めて欲しいのか」

そういうわけでもないのだがあっさり「じゃあな」と言われると恐ろしく不安になる。
でも認めてしまうとまるで相手の気を引くために家出のふりをしているようだ。それはかなりかっこ悪い。

スピアを抱きしめたまま口の中でもぐもぐと言っているシドニーを見て、ヴィンセントが笑みを浮かべながら言い放つ。

「男が一度決めたことだ。最後までやりとげるがいい」

度量を試されている、と気づき、シドニーは涙と同時に負けん気が沸きあがってきた。

「わかりました。やり遂げて見せますっ」

スピアを担ぎなおし、頬を膨らませて踵を返そうとした時、ヴィンセントが何かに気付いたように空を見上げた。
聞きなれたタイニーブロンコの爆音が近づいてくる。
 もしやこれは父が迎えに来たのかとシドニーは喜びと警戒の入り混じった複雑な表情を浮かべた。
岩山の影から姿を現した赤い機体は、山の気流に翻弄されてふらふらとよろめきながら飛んでいる。


「…故障か?」
「違う、エンジン音は正常だもの。操縦が下手なんだよ」

二人が唖然と見上げる先でタイニーブロンコは大きく旋回しながら高度を下げた。どうやら着陸しようとしているようだ。

「シドニー!」

名を呼ばれたのと抱えられてその場から離れたのがほぼ同時。
シドニーの立っていた場所に赤い機体がどすんどすんと墜落に近い着地をしてきた。
衝撃で片方の車輪が外れ、機体は大きく傾きながら回転し、尾翼を岩壁にぶつけてようやく停止する。


「ヤッホー!シドニー、あんたまだこんなとこでグズグズしてたの?」

もうもうと上がる土ぼこりがおさまると、無残な姿になったタイニーブロンコが目に入った。
限りなく不時着に近い着陸にもかかわらず、パイロットはまったく無事のようだ。
昨日家出したくせに今日家出したあたしに追いつかれてる〜と、コクピットから顔を出した少女が囃し立てる。
シーダ・ハイウインド。双子の片割れのじゃじゃ馬娘だ。


「あ、ヴィンセントまでいる。何なに?ここで待ち合わせ?」

ヴィンセントは思わず指先で眉間を押さえた。そんな彼の気も知らずに少女は元気良く手を振って挨拶する。

「わかった。万年家出のヴィンセントに弟子入りしたんでしょ。違う?」
「…お前も家出したの?」

周囲の埃がおさまってようやく喋れるようになったシドニーが機体に近づいた。
彼に良く似た金髪の少女がコクピットからぴょこんと飛び降りてくる。


「だって、女は飛空艇乗りにはなれないっていうのよ、あのくそオヤジ!むかつく!」

あったま来たからタイニーブロンコかっぱらって家出してやった、と彼女は頬を膨らませる。

「あたしの腕は知ってるでしょって言ったら、才能はあってもそれを伸ばす訓練に耐えられないだろ、だって!」

勝手に決め付けんな!と小さな女傑は吠えまくる。それに同調してシドニーもうなづいた。

「父さんは何でも自分の思い通りにしたいんだよ」
「そーそ!でもあたしたちは親父の敷いた滑走路なんて走んないからね」

双子は同じように唇を尖らせて文句を言う。図らずも家出した子供たちを保護する形になったヴィンセントはやれやれと首を振った。

「それで、お前はどうするつもりだ」

静かに問われて金髪の娘は目をぱちくりさせる。

「えっと、ホントは一気にエッジまで行ってリーブのおじちゃんにWROに入れてもらおうと思ってたんだけど」

鷹揚なWRO局長は子供たちにとって格好の駆け込み寺になるようだ。揃って同じ発想をするのはさすが双子、というところか。
ヴィンセントは小型機でエッジまで飛ぼうという大胆な発想に、呆れながら感心する。

「これで海を越えるのは無理だな」
「やっぱそう?じゃあニブルヘイムまで行くか」
「車輪が外れてるから離陸できないし、垂直尾翼が痛んでるから飛べないよ」
「ちぇっ」

修理屋になりたいならあんたが直してよ、道具も部品もないのに直せるもんかとつつきあいながら二人はだんだんと神妙な顔になった。
シーダは大事なタイニーブロンコが飛べなくなって意気消沈し、シドニーは一人で山を超えられず自分の力不足を痛感していた。
二人は常の元気を失ってかつてのベビーシッターを見上げる。


「さて」

だが、壊れた小型機を見上げていたヴィンセントは何事も無かったかのように踵を返した。

「後はお前たちで何とかしろ」

無情に背を向けて去って行く彼に、子供たちは思わず顔を見合わせると同時に追いすがった。

「ちょっと待って!」
「こんなとこで見捨てる気?!」

応えようともせずどんどん行ってしまうヴィンセントを必死で追いかけながら二人は既に涙目になっている。

「モンスターに食べられちゃったらどうしてくれるの!」
「食べられたら終わりだ。それ以上どうしようもない」
「ホゴシャのセキニンはどうなるのよ!」


何とかしなくちゃと思いながらうまく言葉にできないシドニーに比べて口の立つシーダは、思いつく限りの言葉を並べてからむ。
内心の失笑を押し隠しながらヴィンセントは冷徹に答える。

「保護者はいらないと家出したのだろう。ならばそのように扱うだけだ」
「ひどい! 意地悪!」

自分の撒いた種を自分でまだ刈り取れないのが子供というもの。
罵りながらも置いて行かれるのが怖くて二人ともヴィンセントのマントをしっかり握り締めている。
拳骨よりも説教よりも、彼の実力行使は効果覿面だった。


「わかった、家出はやめるから!ブロンコ壊したのもちゃんと親父に謝るから!」

ようやく立ち止まってくれた保護者に涙声で約束し、シーダは赤いマントの端でびーっと鼻をかむ。
泣いて謝れば大抵のことは許してもらえるのも、愛されている子供の特権。
シーダを見下ろしていたヴィンセントの視線がシドニーに移った。

「うん、あの、家出は延期します」
「延期か」
「父さんともう一度話し合ってから考える」

鼻声になりながらもシドニーは兄としての矜持を辛うじて保とうとする。だがその片手はマントをしっかりと握っている。

鼻息荒く息巻いていた子供たちは、一人前に扱われることの厳しさを知ってすっかりおとなしくなってしまった。
鼻をすすりながら上目遣いに見上げる彼らにようやく表情を和らげて見せ、ヴィンセントは滅多に使わない携帯を取り上げた。


「…シドか」
『いよう、ヴィンセント!久しぶりだな』

電話の向こうからは聞きなれた大声が伝わってくる。
豪胆な飛空艇師団長は二人の子供の家出くらいでは動じることなく、ヴィンセントの話を聞いて大笑いした。


村にいるWRO職員の話でシドニーがニブルヘイムに向かっただろうことは予測済み。たびたびシーダが無断使用するタイニーブロンコには
発信機があらかじめ仕込まれているので、ニブル山にいることは既にわかっていたと言う。


「山でちっとは怖い思いもするだろうが、いい薬だぜ』
「確かにそのようだな」

シドの大声に閉口して携帯を耳から遠ざけながらヴィンセントは二人を見やった。
少し元気を取り戻したシーダとシドニーはチョコレートを分け合ってかけらを口に入れている。

帰ったら叱られる、という思いと、たとえ叱られても帰る場所がある安堵感は、甘くてほのかに苦いチョコレートのようだ。



「タイニーブロンコは後で回収にくるそうだ」

通話を切り、ヴィンセントは二人にシドからの伝言を伝えた。迎えには行かないから自力で帰って来い、と。

「…ヴィンセントも来てくれるよね?」

シドニーが心細そうに訊ねる。彼が来てくれれば、父のカミナリもサンダガからサンダラぐらいにパワーダウンするかもしれない。

「来なくちゃダメ!もうすぐあたしたちの誕生日だし」

立ち直りの早いシーダが鼻を赤くしながら彼の腕にぶら下がる。

「今年もすっぽかしたらでっかいケーキ食べさせるって親父が言ってたよ」
「ああ」
「大丈夫。あたしたちが一緒に食べてあげるから」
「僕も手伝うよ」

ヴィンセントと同じ誕生日の彼らは無理やり仲間意識を盛り上げようとしていた。
親の怒りを緩衝する大切なバリアを逃がすわけにはいかない。


「ハロウィンまでいてくれる?」
「ヴィンセント、昔魔女の仮装したことがあるんだって?」
「…その話をするならここで別れよう」

気分を損ねたヴィンセントが立ち止まると、慌てた子供たちが取りすがって腕を引っ張り背中を押す。

「うそうそ、もう言わない」
「お腹すいたから早く帰ろうよぉ」

家出息子と家出娘を保護したはずだったのに、まるで彼らに連行されるようになったヴィンセントは何度目かのため息をつくのだった。






                                                                             syun
                                                                            2010/10/13








とても久しぶりのSSアップの気がいたします。思えば昨年はターヴィン祭りで一人盛り上がっていたのでした(笑)長らく放置の上に我らがヴィンセントさんの
誕生日に何もなしというわけには行かなかろうと、頑張ってみました。創作キャラのシーダとシドニーはヴィンさんと誕生日が同じという設定にしたので、
10
月になるとエンカウント率が高くなります(笑)シドニーを突き放したように見えるヴィンさんですが、もちろんあの後しっかり尾行して泣きが入ったところで
助けに入る予定でした。弱い者や幼い者には寛容な彼ですが一人前と称するなら相応の扱いをするというのがいいかなあと思いまして。子供たちは
「おみそ」じゃなくなる怖さを思い知るわけですね。そうやって大人になって行くんですね〜(笑)

ヴィンさんの話だか双子の話だか判らなくなって失礼しました。創作キャラを好まれない方には申し訳ないです。





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