第1章 業火に包まれしカームの街
美麗ムービーで、ヴィンはあろうことかマントも脱がず、ブーツも履いたままでベッドに乗っかっています。
いやまあ、ブーツ脱いでいて靴下とか見えても困るんだけど(笑)。意外に行儀悪いなあと思った最初のシーン。
携帯はサイドテーブルに置かれていて、リーブからのメール画面が開きっぱなし。
そして、見てもいないテレビがつけっぱなし。ルクレツィアへの想いに沈む彼。
携帯の脇には赤ワインですかね?ヴィンはやっぱりお酒飲めるんですね。
これは自分でルームサービス頼んだのか、リーブが手配したウエルカムドリンクなのか?
でもベッドサイドボードの上にあったのは、宿のメニューかしら。あれでルームサービス頼んだのだとしたら
ちょっと面白いです。
彼の怪しいいでたちでは、WROの名前で予約がはいっていなければ絶対泊めてもらえなかったでしょう。
点けっぱなしのニュースもそっちのけで物思いに沈むヴィン。それでも、花火があがるとぼんやりとそちらを眺めたり
しています。
ドラゴンフライヤーの攻撃の前に気付いて顔を起こすあたり、聴覚や勘がすぐれているのかな。
窓わくにしゃがみこんで街の惨状を呆然と見つめる様子が何となく獣っぽい。ヴィンセントはもっと繊細でお行儀のよい
イメージがあったのですが、DCで見ていると所作に獣性を感じますね。
これは、身に魔獣を宿しているから、なんでしょうか。
目の前にドラゴンフライヤーが来て攻撃されるけど、人間離れした跳躍で空中から狙撃。
よそのうちの屋根に飛び降り(屋根が壊れないあたりが身の軽さ?)すぐにジャンプして逆さになりながらまた狙撃。
「レベル4!」と言いたくなるような華麗な演技でした(違)。
カームのお祭りなんておよそヴィンには似合わないけれど、リーブの招きに応じて来るところが律儀ですね。
でも、ここでも疑問。
待ち合わせは、何故WROの本部ではないのかしら。もしや、リーブはカームが襲われることを予測していた?
「WROの部隊も展開を始めています」って、手際よすぎない?
戦いがあることを予測して「リーブ」を着込んできたし、ヴィンセントを巻き込むためのセッティングだとしたら、
恐るべしリーブ局長。
組織のトップに立つ人間は、これくらい周到でないと(笑)。
リーブぬいぐるみは大いに笑いました。顔の落書きもおかしいし、あのヴィンが見事に巻き込まれているのもおかしい。
「面倒に巻き込まれるのはごめんだ」と渋っていたのに、目の前で元仲間が撃たれれば黙ってはいられません。
慌てたし心配もしたのに、抱き起こしたリーブはばらばらにパーツが外れ、出てきたのはケット・シー。毒気を抜かれますね。
ぴょんぴょん転がるケットを追いかける、ヴィンの目線と仕草が可愛いいです〜。
「何やかんやいうても、助けてくれる」とたくみに先手を打たれ、ヴィンセント完敗。全身を使って大きなため息。
これが人間臭くてとてもいいです♪
「で、何をさせたいんだ?」という台詞もいいですね。
さりげない台詞だけど、自分の実力をわかっていて、自信もある感じがします。自己否定の翳りは見えません。
それに、ちいさなケットにちゃんと中腰で手を振っているし。優しさと律儀さがにじみ出ます。
「やり方は任せるから好きなだけぶちのめせ」というリーブは、ヴィンセントの強さを信じきってますね。
まあ、ファイナルウェポンだから最強なんですが。
ツヴィエートのいないディープグラウンドなんて、ヴィンセントの敵じゃありません。
へなちょこWROのお守りをしながら、撃退に成功。WROではヴィンセントのことはみんな知っているらしく、
すっかり客将扱いです。
あ、そうか。「ジェノバ戦役の英雄」の一人だから、有名人なんでした。ミッドガルの救援活動もしていましたし。
この時も、道端のコンテナに片膝立てて座ってます。行儀悪いその二(笑)。
手足が長いと、意外に無作法に見えてしまうこともあるんだと、ちょっと意外でした。
リーブの依頼は果たしたし、用は済んだと思っていたら「もう少し付き合ってください」とふられます。
「えー?」と内心思っているかのようなヴィンに、畳み掛けるように「エッジも襲われています」と深刻そうなリーブの声。
エッジといえば、クラウドやティファや、そうそう、マリンちゃんもいる所。当然断れません。
いやー、リーブは交渉の天才ですね♪
というわけで、ヴィンセントはリーブに連れられて不承不承エッジに向かうのでした。