第2章     荒れた地の死闘


 エッジへの道中。シャドウフォックスの中で、リーブからディープグラウンドの話を聞くヴィンセント。
元神羅社員同士の業務連絡と考えると何だか面白い。部長がタークスに敬語使ってるし。
これはリーブの人柄なんでしょうね。


 会話の中でも、主に喋るのはリーブでヴィンセントは殆ど無口です。
協力する気がないというわけではなく、こういう人なんですね。
台詞はないけど、画面の中で身じろぎしたり、リーブの言葉に反応してうつむいたり、顔を起こしたりする仕草を
みているだけで、何となく彼の人となりがわかるような気がします。
存在感のある彼が見られるだけで、こんなにうれしいんですねえ(感涙)。


 二人して考え込んでいるところに、ヴァイスの放送が入ります。ずいぶん物騒な宣戦布告。
「世界全ての狩り取り」って、カオスごっこですか? 
これはネットに潜んでいる宝条がしたことでしょうね。
まだ目覚めていないはずのヴァイスの画像を捏造して電波にのせたということなんでしょうか。

 ガードハウンドに襲われて応戦しますが、ヴィンは機銃も使えるんですねえ。(元タークスなら当たり前?)
そのあと屋根に上って野良犬退治。
そのまま壊れた橋を飛び越えられ、危うくシャドウフォックスの上から転げ落ちそうになったり、色々大変です。
彼の方が危ない目にあっているのに、リーブを「大丈夫か」と気遣うのは、強いものが持てる優しさという感じがしました。
はい、贔屓目です。(笑)

無茶をしたのでエンジン故障。リーブに、ひとりでエッジにいき、先行部隊に協力しろと言われるヴィンセント。
この時の、微妙に動く視線と口元が、困惑している彼の心中を語っています。
途中で口を挟もうとするけどできなかった風の演技がかわいい。
「まだ、協力すると決めたわけではないのに」というところでしょうか?
でも結局リーブにくどきおとされ、ため息をついて「仕方ない」。
どうしてこう面倒くさがりなんでしょうね(笑)

 途中で赤いハウンドと暴走族のようなDGソルジャーをぶっ飛ばして、てくてくと徒歩でエッジに到着。

いったい何日かかったんでしょう? それともカオスに変身して飛んだのかな。



DIRGE of CERBERUS